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〒319-1106 茨城県那珂郡東海村白方白根2-4

トレーサビリティ

JCSSとは

 JCSSとは、Japan Calibration Service System の略称であり、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度を表しています。JCSSは、「計量標準供給制度」と「校正事業者登録制度」の2本柱から成り、後者については独立行政法人製品評価技術基盤機構認定センター(NITE認定センター)により運営されています。
校正事業者登録制度は、校正事業者を対象とした任意の制度であり、計量法関係法規及びISO/IEC 17025の要求事項に適合しているかどうか等が登録基準とされています。
登録事業者のうち国際MRA対応事業者については、その証としてILAC MRA付きJCSS認定シンボルの入った校正証明書を発行することができます。JCSS認定シンボル付き校正証明書は、そのマークによって日本の国家計量標準へのトレーサビリティが確保され、校正事業者の技術能力のあることを示しています。当協会は、X線・γ線及び速中性子に係る国際MRA対応JCSS認定事業者です。
(引用:http://www.nite.go.jp/iajapan/jcss/labsearch/index.html)


トレーサビリティとは

 ISO/IEC Guide 99:2007 (*VIM: 国際計量計測用語−基本及び一般概念並びに関連用語)では、「計量計測トレーサビリティ」とは、「個々の校正が測定不確かさに寄与する、文書化された切れ目のない校正の連鎖を通して、測定結果を計量参照に関連付けることができる測定結果の性質。」と定義されています。
これは、NITE認定センターのホームページ(http://www.nite.go.jp/iajapan/jcss/outline/index.html)に掲載されているトレーサビリティに関する解説で、JCSSはこれに対応しています。関連付けは、測定不確かさが記された標準測定器または標準物質を仲介して行なわれます。測定器を仲介して行なうJCSSのトレーサビリティ体系は下図のようになります。
放射線・放射能及び中性子に関する国家計量標準は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)から供給されています。



当協会のJCSS校正の品質

 国際MRA対応認定事業者については、定期的に技能試験に参加し技術能力の検証をする必要があります。当協会は、2017年2月から8月にかけて行われた技能試験に参加し、下図のように良い結果を得ました。
参加したプログラムは、標準線量/線量率計の校正が中硬X線(105keV)及びγ線(137Cs)、NaIシンチレーションサーベイメータの校正がγ線(137Cs)で校正の不確かさ(%)は、包含係数k=2です。

 標準線量/線量率計の校正結果

 NaIシンチレーションサーベイメータの校正結果


バナースペース

公益財団法人 放射線計測協会

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 当協会は、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0062は、当協会の認定番号です。