当協会では、校正前に電子回路点検等を行い機器の健全性を確認後、校正を実施致します。また線量率計や汚染検査計など多種多様な測定器に対応いたします。(X線、γ線用サーベイメータ、中性子サーベイメータ(レムカウンタ)、α線、β線表面汚染検査用サーベイメータ、電子式個人線量計など)
校正について
X線とγ線は【JIS Z 4511】に準拠、
中性子の校正は【JIS Z 4521】に準拠、
β核種やα核種の汚染検査計の校正は【JIS Z 4504】に準拠した校正を実施致します。
点検校正等対応可能機種はこちら
蛍光ガラス線量計(RPL)、光刺激ルミネセンス線量計(OSL)、熱ルミネセンス線量計(TLD)等の読み取り装置が必要な線量計測用素子の基準照射は、以下のとおりです。
(1)個人線量計測用素子の基準照射
(2)環境モニタリング用線量計測素子の基準照射
(3)線量評価の品質確認のためのブラインド照射試験
特性試験について
トレーサビリティのとれた校正場で各種放射線測定器の性能試験を実施致します。
(1)感度特性試験
(2)エネルギー特性試験
(3)線量、線量率直線性試験
(4)方向特性試験
(5)指示誤差試験
国家標準とのトレーサビリティが確保された校正場で基準線量計、サーベイメータ、個人線量計等の校正を行います。
基準線量計のJCSS校正
・X線:30keV~200keV(QI=0.7,0.8,0.9)、Nシリーズ(60,80,100)
・γ線:137Cs,60Co
実用測定器のJCSS校正
・電離箱サーベイメータ、NaIサーベイメータ、中性子サーベイメータ
水モニタ・ガスモニタの校正について
非密封の溶液線源,ガス状線源を用いて各種モニタの校正を実施致します。
・水モニタ:51Cr,137Cs,60Co
・ガスモニタ:85Kr,41Ar,133Xe,135Xe
国家標準である産業技術総合研究所と基準の値が切れ目無く連鎖しています。
国家標準にトレーサブルな場で試験をした結果には、その証しとなる証明書及び体系図をご要望に応じて試験成績書に添付いたします。