JCSS校正サービス
JCSS校正では、国家標準とのトレーサビリティが確保された校正場で基準線量計、サーベイメータ、個人線量計等の校正をすることができます。
・X線・γ線測定器：電離箱式照射線量計（例：EXRADIN A5,A6）
・γ線測定器：エネルギー補償型NaI(Tl)サーベイメータ（例：アロカ(株) TCS-171,172等）
・γ線測定器：電離箱サーベイメータ（例：アロカ(株) ICS-321,323等）
・γ線照射装置：137Cs, 60Co ⇒ 出張校正
・中性子測定器：中性子サーベイメータ（例：アロカ(株) TPS-451等）
・荷電粒子測定器：α・β表面汚染検査計（例：アロカ(株) TCS-232,TGS-146等）
※対応できる型式についてはお問い合わせ下さい。
（2）JCSSの校正対象（Ｘ線、γ線）
・照射線量（率）
・空気吸収線量（率）
・空気カーマ（率）
・線量当量（率）
（3）JCSSの校正対象（速中性子）
・フルエンス（率）
・周辺線量当量（率）
・個人線量当量（率）
（4）JCSSの校正対象（α/β線核種）
・機器効率
サーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
（1）電離箱サーベイメータ
（2）NaI（Tl）シンチレーションサーベイメータ
241Am-Be及び252Cfからの速中性子を用いた校正結果について、「JCSS校正証明書」が発行できます。黒鉛パイルを用いた熱中性子（252Cf）、減速中性子（241Am-Be）の校正結果及びサーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
＊1 基準線量率：1cm線量当量率（場）
＊2 校正の不確かさは、例示です
241Am線源及び36Clからのα線及びβ線を用いた校正結果について、「JCSS校正証明書」が発行できます。サーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
＊2 校正の不確かさは、例示です
校正定数の不確かさは、2桁で示します。
不確かさは、校正結果の“真の値”がある確率（信頼の水準）で存在すると推定される区間を示します。
JCSSでは、信頼の水準を約95％として、このときに推定される区間を定める係数k（包含係数）を2としています。
現地校正（出張校正）で行う業務の種類、校正の範囲及び校正測定能力等
＜問い合わせ先＞校正グループ
電話：029-282-5549
FAX ：029-283-2158
e-mail：kouseika★irm.or.jp（★を@に変更して送信してください。）
現場や監査の場面では、測定器が適切に校正されていることをお客様ご自身で示す必要が生じることも多くあるかと存じます。JCSS校正は計量法に基づく制度であり、第三者認定機関の審査を経て登録・認定された事業者のみが公的な校正証明書を発行できます。校正結果には不確かさ（不確かさ評価）を明記してご報告いたします。これにより、測定結果の信頼性を客観的に示すことが可能であり、安全規制への対応や取引先への説明がスムーズになります
JCSS校正サービスの概要
（1）JCSS校正ができる測定器等・X線・γ線測定器：電離箱式照射線量計（例：EXRADIN A5,A6）
・γ線測定器：エネルギー補償型NaI(Tl)サーベイメータ（例：アロカ(株) TCS-171,172等）
・γ線測定器：電離箱サーベイメータ（例：アロカ(株) ICS-321,323等）
・γ線照射装置：137Cs, 60Co ⇒ 出張校正
・中性子測定器：中性子サーベイメータ（例：アロカ(株) TPS-451等）
・荷電粒子測定器：α・β表面汚染検査計（例：アロカ(株) TCS-232,TGS-146等）
※対応できる型式についてはお問い合わせ下さい。
（2）JCSSの校正対象（Ｘ線、γ線）
・照射線量（率）
・空気吸収線量（率）
・空気カーマ（率）
・線量当量（率）
（3）JCSSの校正対象（速中性子）
・フルエンス（率）
・周辺線量当量（率）
・個人線量当量（率）
（4）JCSSの校正対象（α/β線核種）
・機器効率
Ｘ線・γ線用サーベイメータのJCSS校正
X線・γ線を用いた校正結果について、「JCSS校正証明書」が発行できます。サーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
（1）電離箱サーベイメータ
| 対象機種 | 校正範囲 | JCSS校正点数 | 不確かさ（k＝2） |
| ・ICS-321,331 | 5μSv/h〜5ｍSv/h | 5点 | 5.1％〜7.0％程度 |
| ・ICS-323 | 5μSv/h〜150ｍSv/h | 7点 | 6.0％〜6.8％程度 |
| ・ICS-311 | 6μSv/h〜6ｍSv/h | 8点 | 5.1％〜7.0％程度 |
| ・ICS-313 | 6μSv/h〜200ｍSv/h | 10点 | 5.1％〜7.0％程度 |
| ・ICS-315 | 6μSv/h〜60ｍSv/h | 5点 | 5.1％〜7.0％程度 |
| ・AE-133/Λ | 6μSv/h〜600μSv/h | 5点 | 5.1％〜7.0％程度 |
| ・AE-133V/Λ | 6μSv/h〜600ｍSv/h | 11点 | 5.0％〜7.0％程度 |
（2）NaI（Tl）シンチレーションサーベイメータ
| 対象機種 | 校正範囲 | JCSS校正点数 | 不確かさ（k＝2） |
| ・TCS-171シリーズ | 6μSv/h，20μSv/h | 4点 | 5.0％〜7.6％程度 |
| 6μGy/h，20μGy/h | |||
| ・TCS-172シリーズ | 6μSv/h，20μSv/h | 2点 | 7.3％〜7.6％程度 |
中性子サーベイメータのJCSS校正
（1）中性子サーベイメータのJCSS校正241Am-Be及び252Cfからの速中性子を用いた校正結果について、「JCSS校正証明書」が発行できます。黒鉛パイルを用いた熱中性子（252Cf）、減速中性子（241Am-Be）の校正結果及びサーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
| サーベイメータの形式 | 中性子線源 | 基準線量率*1 | 校正の不確かさ＊2 （k＝2） |
| ・TPS-451シリーズ | 241Am-Be | 48.8μSv/h | 13％ |
| ・NSN10000シリーズ ・NSN20000シリーズ |
241Am-Be | 48.8μSv/h | 17％ |
| ・2222A ・2202D |
241Am-Be | 48.8μSv/h | 15％ |
＊2 校正の不確かさは、例示です
表面汚染検査用サーベイメータのJCSS校正
（1）表面汚染検査用サーベイメータのJCSS校正241Am線源及び36Clからのα線及びβ線を用いた校正結果について、「JCSS校正証明書」が発行できます。サーベイメータの点検結果については、JCSS校正証明書とは別の「試験成績書」により報告します。
| サーベイメータの形式 | 表面放出率線源 | 線種 | 校正の不確かさ＊2 （k＝2） |
| ・TCS-222 ・TCS-232シリーズ ・TCS-1232 |
241Am | α線 | 15％ |
| ・TGS-133 ・TGS-136 ・TGS-146シリーズ ・TGS-1146 |
36Cl | β線 | 16％ |
JCSS校正証明書（例）
校正結果（校正値＝校正定数）は、3桁で示します。校正定数の不確かさは、2桁で示します。
不確かさは、校正結果の“真の値”がある確率（信頼の水準）で存在すると推定される区間を示します。
JCSSでは、信頼の水準を約95％として、このときに推定される区間を定める係数k（包含係数）を2としています。
JCSS校正の登録範囲
恒久的施設で行う校正業務の種類、校正の範囲及び校正測定能力等現地校正（出張校正）で行う業務の種類、校正の範囲及び校正測定能力等
納期、費用など
ご不明な点は、お気軽にお問合せください。＜問い合わせ先＞校正グループ
電話：029-282-5549
FAX ：029-283-2158
e-mail：kouseika★irm.or.jp（★を@に変更して送信してください。）
バナースペース
公益財団法人 放射線計測協会
〒319-1106
茨城県那珂郡東海村白方白根2-4
TEL 029-282-5546
FAX 029-283-2157
当協会は、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0062は、当協会の認定番号です。